ゴジラVSスペースゴジラ
平成6年(1994)12月10日公開
キャスト
新城功二:橋爪淳
佐藤清志:米山善吉
三枝未希:小高恵美
結城晃:柄本明
権藤千夏:吉川十和子
大久保晋:斎藤洋介
麻生司令官:中尾彬
コスモス:今村恵子・大沢さやか
ゴジラ:薩摩剣八郎
スペースゴジラ:播谷亮
モゲラ:福田亘
リトルゴジラ:リトル・フランキー
スタッフ
製作:田中友幸
監督:山下賢章
特技監督:川北紘一
脚本:柏原寛司
音楽:服部隆之
せなの評価
怪獣映画的評価:☆☆☆☆☆
スペースゴジラデザイン:☆☆☆☆☆
モゲラデザイン:☆☆☆☆☆
リトルゴジラデザイン:☆☆☆☆
平成ゴジラシリーズ6作目となる作品。せなのお気に入り映画の一つです。
本来「平成ゴジラシリーズ」は前作「ゴジラVSメカゴジラ」で一旦終了して、ハリウッド版ゴジラに引き継ぐ予定が、ハリウッド版の製作が遅れたため急遽製作されたという事情があります。結局ハリウッドゴジラは駄作でしたが。
一般的にこの作品の評価は著しくないです。しかし、実におもしろいです。この映画。急遽製作というためあちらこちらに粗が目立ちますが、それは仕方がないというもの。
むしろ、映画を完成させたスタッフに拍手を送るべきでしょう。この映画をとんでもない出来だとは言って笑うひとがいるようですが、はっきり言って失礼ですね。平成ガメラなんぞよりよほど楽しめる!というより平成ゴジラはいいのに、平成ガメラなぜあそこまでクソなのか理解不能です。
また福岡のセットがいまいちの出来という話も聞きますが、これは十分な出来でしょう。ハリウッド版ゴジラのせいでいきなり製作になって、このクオリティなら文句はないはずです。
ストーリーは説明はしませんが、ゴジラを中心としたドラマはもちろん、演出上スペースゴジラが非常に格好いい!
今回のゴジラも「ゴジラVSビオランテ」から続く平成デザインです、基本的に。個人的にはゴジラの中でも最も好きです。このゴジラという怪獣を平成風に、リアルに、格好良く表現しているこのデザイン。逞しく、怖く、それでいてどこか優しげな表情もみせてくれます。キンゴジ、モスゴジなんざもう古いです。あれはあれで良いですけどね。
あと何かと問題にあがるリトルゴジラ。ベビーゴジラのときはゴジラザウルスをメインに生物的なデザインでしたが、一変してリトルは可愛く、ディフォルメにデザインされています。いくらなんでもギャップがありすぎですが、この程度のことに耐えられないなら怪獣特撮なんて見れません。こんなに可愛くても30mもあるんですよねぇ〜。
そして今回登場するシリーズ最大の敵、スペースゴジラ!
キングギドラを彷彿とさせる「コロナビーム」を初め、バリヤーまで展開する凶悪っぷり。しかもその造形・デザインも極めて優秀でいかにも宇宙から飛来した悪のゴジラという説得力が漂います。ただ悪のゴジラを演出するだけでなく、宇宙らしい結晶体という斬新なデザインが合わさることによって有無を言わさぬ姿となっています。平成ゴジラは対戦相手は皆強力な相手ばかりですが、このスペースゴジラは彼らとは別格の雰囲気すら持ち得ています。
また、今回メカゴジラの技術を応用した、リファインのモゲラも登場します。メカゴジラのデザインを損なわないリデザインが施され、「地球防衛軍」のモゲラとは違う魅力があります。分離合体もスムーズに行われますし、ドリルのような「スパイラルグレネードミサイル」まで兼ね備えてます!しかも、これが強い!スペースゴジラの肩の結晶体を破壊したのもこの武器ですしね。
また、人物ドラマのほうも三枝未希と新城功二のほのかな恋愛が描かれており、今まではゴジラ一筋で普通とはすこし違う雰囲気の彼女が成長してるという少し進んだドラマ部分もいい味を出しています。
彼女の超能力も今まで地味なものばかりでしたが、今回はいつもよりも具体的に使われていますね。最後のリトルを新城にも見せてあげるシーンなど超能力もあったほうがいいなぁと思いましたよ。また相手の新城なんですが、いいね!正直に格好いいキャラしてます。佐藤清志とのコンビも抜群です。
また一方で「ゴジラVSビオランテ」に登場した権藤吾郎の妹・権藤千夏とその吾郎の親友・結城晃の二人のほうもいい。結城、格好いいしね!モゲラの出撃前にライターを渡すシーン、好きなんですよ。
で、肝心の怪獣のシーンですが、やはりここでも特筆すべきはスペースゴジラ飛行形態への変形シーンなど少ない経費で急遽製作したとは思えないほど格好いいのです。モゲラはというと、Gフォースのメカらしくアクションはありませんがやはり、注目は合体シーン。あと、フルウェポンアタックもいいね!ただ、やはりアクションが欲しいのはメカゴジラと同じくといったかんじです。
ゴジラについてはいつも通りの迫力で暴れまくる!といいたいのですが、今回は暴れるというよりもって感じです。そもそもスペースゴジラを倒すという目的がありますし。
後半のゴジラ、モゲラ、スペースゴジラの三つ巴の大バトル!たまらないです。スペースゴジラを倒すためにゴジラが、モゲラが結晶体とタワーを破壊するという一種の共同戦線!緊張感抜群です。
ラストにゴジラがはき出す赤い熱線。ラドンの生命力の影響なんでしょうね。ラストショットに使うあたりが嬉しい演出です。
スペースゴジラは爆発した後、ビオランテのように空へ舞い上がっていきます。なにか関係でもあるんでしょうかね?
怪獣の登場シーンの盛り上がりは十分です。やはり怪獣特撮はこれくらいの出番がないとダメですね。人物は後回し!主役は怪獣なのですから。
○登場怪獣、ゴジラ、リトルゴジラ、モスラ、フェアリーモスラ、モゲラ、スペースゴジラ
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